この記事は、WordPressで「upload_max_filesizeを超えています」と明示された場合の確認記事です。見る中心はPHPの「1ファイルあたりの上限」と、POST全体の上限です。HTTP 413が表示される場合は413の記事、テーマやプラグインZIPで「リンクの期限が切れています」と出る場合はリンク期限切れの記事へ分けます。
- アップロードするファイルの容量
- WordPress画面に表示される最大アップロードサイズ
- サイトヘルスのメディア処理情報
- PHPのupload_max_filesizeとpost_max_size
- レンタルサーバー独自の設定・制限
upload_max_filesizeとは
upload_max_filesizeは、PHPでアップロードできる1ファイルの最大サイズを決める設定です。たとえば上限が2MBなら、5MBの画像やZIPを送ると処理できません。
必要以上に大きな上限へ変えないことも重要です。 「現在上限/送信したいファイル容量/本当に必要な最大容量」を先に比べ、必要な範囲だけ変更します。画像なら上限変更より先に軽量化、テーマやプラグインZIPなら、配布元が指定するインストール用ファイルかを確認します。容量を減らすために必要な中身を削除しません。
①送信したいファイル容量
②現在のupload_max_filesize
③現在のpost_max_size
変更後は同じファイルを1回だけ再テストし、成功・失敗と変更値を記録します。上限を上げ続ける対処はしません。
容量を比較するときは、ファイルの実容量と設定値の単位をそろえます。表示値が丸められる場合もあるため、上限ぎりぎりを前提にせず、確認元の画面と値を記録メモへ残します。
一方、post_max_sizeはブラウザから送信するPOSTデータ全体の上限です。複数ファイルやフォームデータを含むため、upload_max_filesizeだけを大きくしても、post_max_sizeが小さいままだと失敗することがあります。
まずWordPress画面で上限を確認する
「メディア」→「新しいメディアファイルを追加」を開くと、現在の環境で許可されている最大アップロードサイズが表示されます。まずは、送ろうとしているファイルの容量と比べてください。
- 送るファイルの実容量
- WordPressに表示される最大アップロードサイズ
- PHPのupload_max_filesize / post_max_size
画像ならまず軽量化、ZIPなら不要ファイルを含んでいないか確認し、本当に上限変更が必要な場合だけサーバー公式手順で設定します。
さらに「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」のメディア処理項目では、最大アップロードサイズや最大POSTサイズなどを確認できる場合があります。
よくある原因
| 状況 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 大きな画像だけ失敗 | 1ファイル上限を超えている |
| ZIPやインポートで失敗 | upload_max_filesize・post_max_size・実行時間の不足 |
| 上限を変えたのに反映しない | 編集した設定ファイルが現在のPHP環境で使われていない |
| 特定サービスだけ上限が小さい | 契約プランやサーバー側の制限 |
対処方法
1.ファイル自体を小さくする
画像なら、必要以上に大きな縦横サイズを見直し、WebPなどの形式を使う方法があります。単に上限を上げる前に、Webページで本当にその容量が必要かを確認しましょう。
画像軽量化の考え方は、WordPress画像を軽くする方法も参考になります。
2.レンタルサーバーのPHP設定画面を使う
多くのレンタルサーバーでは、コントロールパネルからPHP設定を変更できます。upload_max_filesize、post_max_size、必要に応じてmemory_limitや実行時間を確認します。
3.設定ファイルを直接触る場合は公式手順を優先
php.ini、.htaccess、user.iniなど、環境によって使える方法が異なります。サーバー会社が指定していない方法を試すと、500エラーや設定競合の原因になることがあります。
数値はどれくらいにすればよい?
必要な上限は、扱うファイルによって変わります。大きければ大きいほどよいわけではありません。実際に扱う画像・PDF・ZIPのサイズを確認し、その用途に必要な範囲で設定します。
PHP公式のpost_max_sizeでは、POST全体の上限をupload_max_filesizeより大きくする必要があると説明されています。memory_limitは処理に使えるメモリの上限で、送信できるファイル容量と同じものではありません。画像の展開・縮小やZIPの処理では別にメモリが必要です(2026年10月24日確認)。
上限を上げても直らないとき
- サーバーの空き容量が不足していないか
- wp-content/uploadsの権限に問題がないか
- WAFやセキュリティプラグインがブロックしていないか
- 画像形式やMIMEタイプが許可されているか
- ブラウザやネットワークの一時的な失敗ではないか
通常の画像アップロードで失敗する場合は、画像をアップロードできない原因と対処法、サーバー容量が気になる場合はレンタルサーバーの容量不足で起きる症状も確認してください。
やらない方がよいこと
- 必要性を確認せず上限を極端に大きくする
- 同時に複数の設定ファイルへ同じ値を書く
- 変更前の数値を控えない
- バックアップなしでサーバー設定を編集する
YOHAKU LIMIT CHECK
必要容量と現在上限を先に比べる
現在上限:WordPress画面で確認した値
差:本当に上限変更が必要か
元画像や動画を小さくできるなら、それが最も安全な解決になることもあります。必要以上に上限を引き上げないことが基本です。
よくある質問
WordPressの設定画面だけで上限を変えられますか?
通常のWordPress管理画面だけでは変更できないことがあります。PHPやサーバー側の設定に依存するため、契約先の公式案内を確認してください。
画像を圧縮すればSEOにもよいですか?
過度な圧縮は画質を落としますが、必要以上に重い画像を軽くすることは表示速度の改善につながる場合があります。用途に合うサイズと画質を選びます。
upload_max_filesizeだけを見ない理由
1ファイル上限を増やしても、POST全体の上限が小さいと送信できません。また、アップロード後の展開や画像処理でメモリを使うため、アップロード自体は通っても後段で失敗する場合があります。
設定値を変更する場合は、利用中サーバーの公式案内を確認し、現在値を控えてから必要な範囲だけ調整します。
5項目は点数ではなく、確認した値として残す
- 送信ファイルの実容量と種類
- WordPressの上限表示と確認画面
- 使用中のPHP環境のupload_max_filesize
- 同じ環境のpost_max_size
- 契約サーバー・Webサーバー等の別の制限
全部分かっても原因確定や設定変更の許可を意味しません。上限内で失敗する場合は、処理時のエラーや別の制限も確認します。情報取得のためにphpinfo等の詳細画面を一般公開する必要はありません。
アップロード上限の確認メモ
ひな形を選択して手元のメモへコピーします。確認できない欄は「未確認」と残し、この欄へ入力する必要はありません。
認証情報、Cookie、操作用のトークン、個人情報、非公開URLは記入しません。ログは必要な箇所だけ相談先へ渡してください。
変更後に確認するテスト
- 元のファイルより小さいファイルで成功するか
- 対象ファイルで再度アップロードできるか
- メディア・テーマ・プラグインなど別画面でも異常がないか
- 500エラー、「リンクの期限切れ」、Allowed memory size exhausted へ症状が変わっていないか
エラー文が変わった場合は、同じ原因と決めつけず、新しい表示に合わせて確認ルートを変えます。画像処理中に Allowed memory size exhausted へ変わった場合はPHPメモリ不足の確認手順へ進みます。複数のエラーが続く場合は、WordPressトラブル解決ロードマップで、WordPress・PHP・WAF・サーバーのどの層から確認するかを整理してください。
よくある質問
upload_max_filesizeは大きいほど良いですか?
いいえ。実際に扱うファイルに必要な範囲で十分です。画像ならファイル自体を軽量化する方が、表示速度や保存容量の面でも合理的な場合があります。
設定を変えたのにWordPress表示が変わりません
編集した設定ファイルが現在のPHP環境で使われていない、反映に再起動や切替が必要、ホスティング側で上限が固定されている、などが考えられます。サーバー公式手順を確認します。
post_max_sizeはupload_max_filesizeと同じ値でいいですか?
同じ値を目標にせず、POST全体の上限は1ファイル上限より大きくするというPHP公式の関係を確認します。ファイル以外の送信データもあるため、具体値は必要容量と契約先の対応範囲に合わせます。