この記事は、WordPressで「413 Request Entity Too Large」と表示された場合だけを切り分ける記事です。ブラウザから送ったリクエスト全体が、Webサーバー・PHP・CDN・WAFなどの上限を超えた可能性を確認します。「upload_max_filesizeを超えています」と明示される場合はupload_max_filesizeの記事、「リンクの期限が切れています」と出る場合はリンク期限切れの記事へ分けて確認してください。
どのファイルで413が出たか、その容量、WordPressの最大アップロードサイズ、PHP設定、Webサーバー側の制限を順番に確認します。いきなり設定値を大きくするのではなく、どこで止まっているかを切り分けます。
413 Request Entity Too Largeとは
HTTP 413は、送信したリクエストの内容をサーバーが大きすぎるとして処理を拒否する応答です。現在のHTTP仕様では413 Content Too Largeという名称で、画面によってはRequest Entity Too Largeと表示されます。413だけでPHP・Webサーバー・CDN・WAFのどれが原因かは確定しません。RFC 9110の413を参照(2026年10月24日確認)。
起きやすい場面
- 高解像度の画像をそのままアップロードした
- 容量の大きいテーマ・プラグインZIPを送った
- バックアップや移行用ファイルをインポートした
- フォームから大きい添付ファイルを送信した
- 管理画面から大容量データを一括処理した
アップロード系エラーを表示内容で分ける
| 表示・症状 | 最初に確認する場所 | 詳しい確認 |
|---|---|---|
| 413 Request Entity Too Large | Webサーバー・プロキシ・PHP・WAFなど複数層 | この記事で切り分ける |
| upload_max_filesizeを超えています | PHPの1ファイル上限 | upload_max_filesizeの確認手順 |
| 「リンクの期限が切れています」 | アップロード条件・PHP上限・処理時間などを症状から確認 | リンクの期限切れエラーの確認手順 |
| 画像だけアップロードできない | 画像容量・形式・権限・メディア処理 | 画像アップロードエラーの確認手順 |
同じ「ファイルを送れない」状態でも、表示されているエラーと失敗するファイルの種類で確認先が変わります。まず表示文言を記録し、該当する記事へ分けて進めると、不要な設定変更を減らせます。
安全な切り分け手順
- ファイル容量を確認する
失敗するファイルだけが大きいかを確認します。 - 小さいファイルを試す
小さい画像やZIPは成功するなら、サイズ上限の可能性が高まります。 - WordPressの最大アップロードサイズを見る
メディア追加画面やサイトヘルスで確認します。 - PHP設定を確認する
upload_max_filesizeとpost_max_sizeを確認します。 - サーバー固有の上限を確認する
Nginx、Apache、CDN、WAFなどの制限は契約先の仕様・管理画面・公式マニュアルを確認します。
まずファイルを小さくできないか考える
413を避けるために上限値を上げる前に、アップロードするデータが本当にそのサイズで必要かを確認します。
- 画像の縦横サイズを見直す
- PNGをWebPやJPEGへ変更できないか検討する
- ZIPは配布元が指定する用途・形式かを確認し、インストール用ZIPの中身を容量対策で削らない
- バックアップはサーバー側の移行機能を使えないか確認する
画像の場合は、WordPress画像を軽くする方法も参考になります。
サーバー設定を変更する場合の注意
ネット上にはNginxのclient_max_body_sizeやApache・PHP設定を直接変更する方法があります。ただし、共用レンタルサーバーではユーザーが編集できない場合があります。また、契約先が独自の管理画面を提供している場合は、そちらを使う方が安全です。
変更前の数値を控え、1項目ずつ変更して再確認します。複数箇所を同時に変えると、どの変更が効いたか分からなくなります。
413が突然出るようになったとき
- 直前にPHPバージョンを変更していないか
- CDNやWAFを新しく有効化していないか
- サーバー移転やプラン変更をしていないか
- 以前より大きいファイルを扱っていないか
- フォームやアップロード系プラグインを変更していないか
関連する記事
PHP上限の確認はupload_max_filesizeエラーの対処法、通常の画像アップロード全般は画像をアップロードできない原因と対処法、サーバー容量不足はレンタルサーバー容量不足の確認方法へ進んでください。症状が複数あって入口を決めにくい場合は、WordPressトラブル解決ロードマップから全体を切り分けます。
YOHAKU 413 SPLIT
413は「WordPress上限」と「Webサーバー上限」を分けて考える
同じアップロード失敗でも、WordPressが表示する上限と、Webサーバーやプロキシ側の制限は別の場合があります。
- 小さいファイルは通るか
- WordPressの上限表示はいくつか
- 管理画面以外でも同じエラーが出るか
どこで止まっているか分からないまま複数設定を同時変更しない方が、戻しやすくなります。
WHERE DID 413 HAPPEN?
413が出た「入口」を先に記録する
- メディアアップロード
- テーマ/プラグインZIP
- インポート
- フォーム送信
同じ413でも、送信経路によって関係する上限が変わります。どの入口で起きたかを残してから設定を確認します。
よくある質問
413はWordPressの不具合ですか?
WordPressが原因とは限りません。WebサーバーやPHP、WAF、CDNなどの上限で拒否されることがあります。
大きいファイルだけFTPで送ればよいですか?
用途によります。WordPressが管理するメディアやプラグインは、単にファイルを置くだけでは正常に認識されない場合があります。配布元や移行ツールの手順に従ってください。
サーバー会社へ何を伝えればよい?
送信経路・容量の記録メモへ、表示文言、発生時刻、操作入口、ファイル容量、分かる場合だけ実際のHTTP Statusを残します。非公開URLや認証情報を除き、契約先へ確認してください。
HTTP応答を見られる場合は、どのリクエストか確認する
PCの開発者ツールを使える場合は、Networkを開いて対象操作を1回行い、その操作に対応する送信先・時刻・Statusを記録します。別の画像や解析リクエストのエラーと混同しないでください。スマホ等で確認できなければ、表示文言・操作画面・時刻を相談先へ渡します。
- 画面に413と表示されることと、実際のHTTP応答が413であることを分ける。
- WordPressの表示上限内でも、手前の層で止まる可能性を残す。
- 同じファイルを連続送信せず、小さいテストファイルとの違いを記録する。
- HAR全体・Cookie・認証ヘッダー・送信データを、そのまま公開しない。
確認項目がすべて埋まっても、制限した層が確定するとは限りません。必要に応じて同じ時刻のサーバーログと照合します。
413の送信経路・容量を記録するメモ
ひな形を選択して手元のメモへコピーします。確認できない欄は「未確認」と残し、この欄へ入力する必要はありません。
認証情報、Cookie、操作用のトークン、個人情報、非公開URLは記入しません。ログは必要な箇所だけ相談先へ渡してください。
設定値を上げる前に「本当に必要なサイズか」を確認する
大きな画像・ZIP・バックアップを毎回そのまま送るより、画像圧縮、不要ファイル削除、サーバー側移行機能など別ルートで解決できる場合があります。上限を広げること自体を目的にせず、必要なファイルだけ通す設計にします。
追加の確認
413とupload_max_filesizeエラーは同じですか?
同じアップロード失敗でも原因層が違うことがあります。413はWebサーバー・CDN・WAFなどWordPressより手前で止まる場合もあります。
上限値を大きくすれば再発しませんか?
別の層に小さい上限が残っていれば再発します。必要な範囲だけ、どの層が制限しているかを確認して調整します。
設定変更後は何を確認しますか?
同じファイルで再テストし、他のアップロード、管理画面、エラーログに新しい問題が出ていないか確認します。
UPLOAD ERROR ROUTER
似た4記事を「表示された症状」で分ける
| 症状 | 先に読む記事 | 主に見る層 |
|---|---|---|
| 413 Request Entity Too Large | この記事 | Webサーバー・プロキシ等がリクエスト本体を大きすぎると判断した可能性 |
| upload_max_filesize を超えています | upload_max_filesizeの記事 | PHP側のアップロード上限 |
| リンクの期限が切れています | リンク期限切れの記事 | アップロード上限・実行時間・nonce等を分けて確認 |
| 画像だけアップロードできない | 画像アップロードの記事 | 形式・容量・権限・メディア処理など広く確認 |
設定値を一括で上げる前に、実際に表示されたエラー文で入口を分けます。同じファイルで複数症状が出る場合だけ、サーバー・PHP・WordPressの上限を横断して確認します。413が解消した後に Allowed memory size exhausted へ変わった場合はPHPメモリ不足の確認手順へ進みます。
