WordPress管理者アカウントを増やしすぎない方法|外注・退職時の権限整理

WordPressのセキュリティ対策を示すサイバーセキュリティ画面 WordPress

この記事は、WordPressの管理者・編集者アカウントを棚卸しして、必要な人だけ適切な権限を残す記事です。制作会社、外注ライター、社内担当者などが増えたまま放置せず、役割・最終利用・2段階認証・作業終了日を確認します。セキュリティ機能そのものはセキュリティプラグイン比較、制作会社変更時の引き継ぎは引き継ぎチェックへ分けます。

結論|WordPressアカウントは「誰・何のため・いつまで」を分かる状態にします

共通IDを使い回さず、人ごとにアカウントを分け、作業終了時に権限を見直します。管理者権限が本当に必要かも確認します。

外注終了・退職時は5か所確認

WordPress/レンタルサーバー/ドメイン/メール/Search Console・解析の5か所を確認します。WordPressユーザーだけ削除しても、別サービスの管理権限が残っていればアクセスできる場合があるため、終了日と担当者を一緒に記録します。

最初にユーザー一覧を確認する

WordPress管理画面のユーザー一覧で、現在登録されている人を確認します。分からないユーザーがいても、すぐ削除せず「誰が作ったか」「何の作業に使ったか」を確認します。

確認したい4項目

項目 確認
所有者 誰のアカウントか
用途 制作・記事・保守など何に使うか
権限 管理者が必要か
期限 いつまで必要か

全員を管理者にしない

記事を書く人、サイト設定を変更する人、ユーザー管理まで行う人では必要な権限が違います。作業内容に必要な範囲だけ付与します。

共通アカウントを使い回さない

複数人が同じID・パスワードを使うと、誰が変更したか分かりにくくなり、退職や外注終了時にもパスワード変更が必要になります。可能なら人ごとにアカウントを分けます。

外注終了時に確認する

  1. 作業が完全に終了したか
  2. 投稿や固定ページの所有者をどうするか
  3. 管理者権限がまだ必要か
  4. 他サービスの権限も残っていないか
  5. 削除後にサイト表示へ影響しないか

制作会社変更ではWordPressだけ見ない

制作会社変更時は、WordPressアカウントだけでなく、ドメイン、サーバー、メール、DNS、Search Consoleなどの権限も確認します。ホームページ制作を外注する時の依頼内容シートや、制作会社引き継ぎチェックと組み合わせると整理しやすくなります。

削除前に投稿の所有者を確認する

ユーザーを削除するとき、そのユーザーが作成した投稿やページをどう扱うか確認します。必要な記事まで消さないよう、別ユーザーへ引き継ぐかを先に決めます。

役割の変更と、アクセスを止める確認を分ける

役割を下げることと、本人や連携サービスからのアクセスを止めることは別です。担当変更時は、通常ログイン、既存のログイン状態、利用中のアプリケーションパスワードや外部サービスの権限を分けて確認します。連携の用途と担当を照合し、必要な運用や復旧手段を失わないよう管理責任者が終了方法と確認範囲を決めてください。

WordPress公式の役割と権限/アプリケーションパスワードの公式説明(2026年10月25日確認)。確認した接続方法と結果を記録し、未確認の範囲を停止済みとしないでください。整理後にログインで困った場合はログインの確認手順へ進みます。

プラグインや外部サービスのアカウントも確認する

WordPress本体のユーザーを削除しても、フォーム、予約、解析、バックアップ、サーバーなど別サービスに権限が残っている場合があります。引き継ぎ時は管理サービス一覧を一緒に確認します。

管理者権限を定期的に棚卸しする

毎月行う必要はありません。外注終了、担当変更、制作会社変更など、人が変わったタイミングで確認する方が実務的です。

セキュリティプラグインを入れる前に基本を整える

セキュリティ対策はプラグインだけではありません。不要アカウントを減らし、共通IDを避け、権限を必要最小限にすることも基本です。プラグイン比較はWordPressセキュリティプラグイン比較も参考になります。

退職・外注終了時の6ステップ

  1. 対象アカウントと所有者を確認する
  2. 作成した投稿・固定ページの所有者を確認する
  3. 必要な操作と役割を見直し、アクセス終了が必要な範囲も別に決める
  4. サーバー・解析・フォームなど外部サービスも確認する
  5. アクセスを止める方法を決めて実施する
  6. 引き継ぎ完了後に不要アカウントを整理する

制作会社変更まで含む場合はホームページ制作会社の引き継ぎチェックリスト、パスワード運用はブラウザ保存とパスワードマネージャーの違いも合わせて確認できます。

よくある質問

管理者は何人までにすべきですか?

人数だけで一律には決まりません。管理者権限が必要な役割かどうかで判断します。使っていない管理者は残さない方が管理しやすくなります。

退職者のアカウントはすぐ削除していいですか?

投稿所有者、作業中データ、外部連携などを確認してから整理します。必要に応じて権限を下げる、パスワードを変更するなど、組織の運用に沿ってアクセスを止めたうえで、引き継ぎを確認してから削除します。

制作会社に管理者権限を渡してもいいですか?

作業内容によって必要な場合はあります。ただし自社側の管理者アカウントも確保し、契約終了後の権限処理を決めておくことが重要です。

WORDPRESS OFFICIAL ROLES|2026-10-01確認

管理者を増やす前に、標準ロールで足りないか確認する

WordPress公式では、シングルサイトの管理者はサイト内の管理機能へ広くアクセスでき、編集者は他ユーザーの記事を含む投稿管理、投稿者は自分の記事の公開・管理、寄稿者は自分の記事編集まで、という標準ロールが用意されています。

仕事 まず検討するロール 管理者が必要になりやすい作業
記事だけ作成 投稿者 / 寄稿者 通常は不要
複数人の記事編集・公開 編集者 プラグイン・テーマ・ユーザー設定まで触る場合のみ再検討
保守・設定変更 管理者を検討 プラグイン、テーマ、各種設定、ユーザー管理

外注先へ「とりあえず管理者」を渡すのではなく、作業内容と終了日を決めてから権限を選びます。この記事では実際のユーザー名・ログインIDは公開しません。

WordPress.org|Roles and Capabilities

YOHAKU ACCESS CHECK|2026-10-01

実例|公開記事の著者候補は1件、管理者ロール1件

WordPress側で記事の著者に設定できるユーザーを再確認したところ、確認できた候補は1件で、ロールはadministratorでした。この記事ではユーザー名・ログインID・メールアドレスなどの識別情報は公開しません。

今回の判断:不要な著者候補が増えている状態は確認できませんでした。新しい外注・制作会社・担当者へ権限を渡す場合は、最初から管理者にせず必要な作業範囲に合わせてロールを選びます。

5-MIN ACCESS REVIEW

管理者アカウントを用途と確認結果で棚卸しする

ユーザー 用途 必要権限 終了日
社内担当 記事公開 編集者で足りるか確認 継続
制作会社 保守・設定 管理者が必要な期間だけ 契約終了日
外注ライター 下書きを作成し、公開は社内で確認 まず寄稿者を検討。画像アップロードが必要なら標準権限で足りるか確認 案件終了日

上の表は運用例です。「誰・用途・権限・期限」が分かることに加え、必要な作業ができるか、終了対象のアクセスが意図どおり処理されたか、外部連携が残っていないかを確認します。不明は未確認と残し、投稿の帰属や復旧手段を確認せず削除しません。

権限と作業終了時の確認記録

手元のメモへコピーして記録します。この欄への入力・送信は不要です。確認していない範囲は未確認と残してください。

パスワード・認証コード・APIキー・個人情報・非公開リンクは記入しません。

まとめ

WordPressの管理者アカウントは、増えた数より「誰が何のために使っているか」が分かることが重要です。人ごとにアカウントを分け、必要な権限だけ付与し、退職・外注終了・制作会社変更のタイミングで整理すると、長期運用が分かりやすくなります。WordPress運営全体の流れを整理する場合は、個人事業主がWordPressでホームページを自作する方法から確認できます。権限整理の次はプラグイン棚卸し、変更前はWordPress更新前チェックとバックアップ・復元確認へ進みます。