WordPressのサイトヘルスで重大な問題が出たら?初心者向け確認ガイド

WordPressのサイトヘルスで重大な問題が出たときに優先度と確認項目を整理する方法 WordPress

この記事は、WordPressのサイトヘルスで「重大な問題」と表示されたときに、何から確認するかを整理する記事です。すべてを同じ優先度で直すのではなく、公開停止・検索ブロック・保存不可・セキュリティなど実害がある項目から確認します。具体的なエラー名が出ている場合はWordPressトラブル解決ロードマップから個別記事へ進みます。

サイトヘルス:警告文と実際の影響で選ぶ

  • 重大な問題・安全性に関する警告
    説明文を開いて影響を確認します。公開されているデバッグ情報なども優先対象です。 確認手順へ
  • 投稿保存・予約投稿が失敗する
    REST APIやループバックの警告と、実際のエラーを照合します。 確認手順へ
  • 検索エンジンへの表示を抑制している
    意図した非公開設定か確認します。公開予定のサイトだけ必要な設定を見直します。 確認手順へ

「おすすめの改善」も内容を読んで判断します。警告数の削減だけを目的に、意味の分からないサーバー設定を変更しません。

関連:wp-adminが重いときの確認手順

1.「重大な問題」と「おすすめの改善」を分ける

サイトヘルスのステータス画面では、重大な問題、推奨される改善、合格したテストに分かれて表示されます。重大な問題はセキュリティや動作への影響が大きい可能性があるため、先に確認します。

2.更新に関する警告を確認する

WordPress本体、テーマ、プラグインが古い場合は、バックアップを用意したうえで更新を検討します。更新作業は一気に行わず、重要な変更は1つずつ確認すると問題発生時に原因を切り分けやすくなります。

3.REST APIやループバックのエラーを確認する

REST APIや内部通信は、WAF・セキュリティ機能・キャッシュ・サーバー設定の影響を受けます。表示された症状ごとに確認先を分けます。

4.PHPとサーバー情報を確認する

「情報」タブではPHPバージョン、アップロード上限、Webサーバー、データベース、ファイル権限などを確認できます。変更が必要でも、サーバー側で管理されている項目はホスティング会社へ確認する方が安全です。

PHPの番号と、修正パッチの適用状況は別に記録します。ホストが同じ表示番号のまま修正を適用する場合があります。「対応中」と「対象サーバーへの適用完了」を分け、公式のお知らせや回答のURL・確認日時・利用者に必要な操作を残してください。管理画面で変更できる番号があることだけを理由に、別系列へ切り替えません。

「本体ファイルが公式版と一致しない」という検査結果を受けた場合は、サイトヘルスの警告とは検査の種類が異なります。チェックサム不一致の確認実例で、本体の版・言語・対象ファイルを先にそろえて確認してください。

5.検索エンジン設定は必ず確認する

サイトヘルスには検索エンジンへの表示を抑制しているかどうかも表示されます。公開サイトで意図せず検索エンジンをブロックしている場合はSEOへ大きく影響するため、優先して確認します。「検索に出ない」「noindexかもしれない」と感じた場合は、WordPressのnoindex確認方法で、表示設定・meta robots・SEOプラグイン・Search Consoleを順番に確認してください。

WordPress更新前の確認、バックアップと復元、プラグイン更新失敗の切り分け、プラグインの棚卸し、セキュリティ対策も関連します。サイトヘルスの警告から実際のエラー症状へ進みたい場合は、WordPressトラブル解決ロードマップから症状別の記事を選べます。

サポートへ相談するときに先にコピーする情報

「ツール → サイトヘルス → 情報」には、WordPress、テーマ、プラグイン、サーバー、データベース、メディア処理、ファイル権限などの情報があります。個人情報や機密情報を確認したうえで、問題の内容・発生時刻・直前の変更と一緒に整理すると、原因特定が早くなります。

相談前の記録テンプレートを開く

下のひな形を選択して、ご自身のメモへコピーしてください。この欄から送信・保存はされません。確認できない項目は「未確認」と残します。

パスワード・認証情報・個人情報・復旧リンクは書き込まず、相談先には必要な内容だけを伝えます。

点数だけで設定を変えない

サイトヘルスは「100点にするゲーム」ではありません。たとえば更新方式や自動更新には運用方針も関係します。警告の意味を理解せずに設定を一括変更するより、サイトへの影響が大きい項目から順に対応します。

自分で直す項目とサポートへ任せる項目

更新状況、検索エンジン設定、REST APIの警告内容などは管理画面から自分で確認しやすい項目です。一方、PHPモジュール、Webサーバー、データベース、ファイル権限などサーバー側の設定変更が必要な警告は、推測で直さず「サイトヘルス → 情報」の内容と警告文を添えてホスティング会社へ相談してください。

警告別の次の確認先

警告 次に見る場所
REST API JSONエラー、WAF、セキュリティ設定
ループバック Cron、外部通信、サーバー制限。予約投稿だけが失敗する場合は予約投稿の失敗の確認手順へ
PHP PHPバージョン、モジュール、エラーログ
検索エンジンをブロック 表示設定、noindex
ファイル権限 ホスティング会社の推奨値
PHP関連の警告は、表示内容に合わせて分ける

PHPバージョン変更後から不具合が出た場合はPHP変更後の確認手順、Allowed memory size exhausted が出ている場合はPHPメモリ不足の切り分けへ進みます。サイトヘルスの警告だけで設定値を変えず、実際の症状と合わせて確認します。

改善後の確認方法

  1. 対応した警告がサイトヘルスから消えたか確認する
  2. 公開ページ・管理画面・投稿保存など実際の機能も確認する
  3. 同じ警告が再発しないか時間を置いて確認する
  4. 設定変更をした場合は変更内容と日時を記録する

警告が消えても、投稿保存や問い合わせフォームなど実際の機能に不具合が残っていれば対応完了とはいえません。サイトヘルスの表示と実動作の両方を確認します。

よくある質問

100点を目指す必要はありますか?

点数だけを目的に設定を変更する必要はありません。表示された項目の意味とサイトへの影響を確認し、必要な改善を優先します。

サーバー設定の警告は自分で直せますか?

項目によります。PHPやファイル権限、Webサーバー設定などはホスティング側で管理されていることもあるため、公式サポートへ確認してください。

参考情報