WORDPRESS THEME UPDATE GUIDE
更新通知が出たときに「そのまま押して大丈夫?」と迷う初心者向けに、バックアップ、子テーマ、更新手順、更新後の確認、失敗時の戻し方まで順番に整理します。
YOHAKU 30-SECOND CHECK
更新ボタンを押す前の4問
- バックアップから戻せる状態か
- 今使っているテーマ名とバージョンを記録したか
- 親テーマの
style.css・functions.phpなどを直接編集していないか - 更新後に10分程度の表示確認ができる時間か
1つでも不明なら、更新前にWordPress更新前チェックリストを確認してください。
WordPressテーマを更新する方法
WordPress管理画面では、テーマに新しいバージョンがあると更新通知が表示されます。WordPress公式では、テーマ更新は主に「ダッシュボード → 更新」または「外観 → テーマ」から実行できます。
方法1|ダッシュボード → 更新から実行
- WordPress管理画面へログインする
- 「ダッシュボード → 更新」を開く
- テーマ欄で更新対象を確認する
- 対象テーマにチェックを入れる
- 「テーマを更新」を実行する
複数テーマを同時に更新することもできますが、初心者は原因を切り分けやすいように1つずつ更新する方が確認しやすくなります。
方法2|外観 → テーマから実行
- 「外観 → テーマ」を開く
- 更新通知が出ているテーマを確認する
- テーマ詳細を開く
- 更新内容やバージョンを確認する
- 「今すぐ更新」を実行する
テーマ更新前に確認する7項目
1.バックアップを用意する
テーマ更新は通常の管理作業ですが、テーマとプラグイン、PHP、独自カスタマイズの組み合わせによっては表示が崩れる場合があります。更新前にファイルとデータベースを戻せる状態にします。
WordPressのバックアップと復元方法もあわせて確認してください。
2.現在のテーマ名とバージョンを記録する
更新前の状態が分からないと、問題が起きたときに「何から何へ変わったのか」を説明できません。テーマ名、現在のバージョン、更新日時を簡単に残します。
3.テーマの変更履歴を確認する
提供元の更新履歴に、デザイン変更、PHP対応、テンプレート変更、不具合修正などが書かれている場合があります。大きな更新ほど、利用中の機能に関係する変更がないか先に確認します。
4.親テーマを直接編集していないか確認する
WordPress公式は、テーマ更新時にテーマファイルへ直接加えたカスタマイズが失われる可能性があるため、ファイル変更には子テーマを検討するよう案内しています。
管理画面の設定やテーマカスタマイザーだけを使っている場合と、functions.php や style.css を直接編集している場合は扱いが違います。「どこを変更したか分からない」場合は更新前に確認します。
5.子テーマを使っているか確認する
親テーマを更新しても、通常は子テーマのファイルそのものは置き換わりません。ただし親テーマ側のHTML構造や関数が大きく変わると、子テーマ内の古いコードと合わなくなる場合があります。
「子テーマだから絶対に何も起きない」と考えず、更新後の表示確認は行います。
6.PHP・WordPress本体との互換性を確認する
テーマ提供元が対応するWordPressやPHPの条件を案内している場合は確認します。テーマ更新とPHP更新を同時に行うと原因を切り分けにくいため、必要がなければ別々に実施します。
7.更新後に確認する時間を確保する
営業時間中や問い合わせ対応中に急いで更新すると、不具合を見つけても戻す時間がありません。公開サイトなら、更新後に主要ページを確認できる時間帯に実施します。
更新後に確認する8項目
- トップページが正常に表示される
- スマホで横スクロールや見切れがない
- ヘッダー・メニュー・フッターが崩れていない
- サービス・料金など主要ページが開く
- 問い合わせフォームが表示・送信できる
- 画像が読み込まれている
- 管理画面で重大なエラーが出ていない
- ブラウザのキャッシュを変えても同じ表示になる
スマホだけ崩れた場合は、ホームページのスマホ表示崩れの確認手順へ進んでください。
更新後に表示が崩れたときの確認順
- 追加の更新・設定変更を止める
- 更新したテーマ名と時刻を記録する
- キャッシュを切り分ける
- テーマとプラグインの競合を疑う
- エラーログ・サイトヘルスを確認する
- 必要ならバックアップから戻す
複数の変更を一度に行うと、どれが原因か分からなくなります。直前の変更を1つずつ確認してください。更新後に「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示された場合は、WordPress重大なエラーの復旧手順で、Recovery Mode・直前の更新・バックアップを順番に確認します。
テーマ更新とプラグイン更新は分ける
同じ「更新」でも、テーマ更新とプラグイン更新では影響範囲が異なります。更新後に問題が出たときの原因を分けるため、初心者は一度にすべて更新せず、テーマ・プラグイン・PHPなどを別々に確認します。
プラグイン側で更新エラーが出る場合は、WordPressプラグインが更新できないときの対処法をご覧ください。
テーマの自動更新はONにしてよい?
WordPressでは、テーマごとに自動更新を有効・無効にできます。WordPress公式では、テーマの自動更新はテーマ詳細画面から設定でき、更新結果はメールで通知される仕組みがあります。
ただし、自動更新が向くかはサイト運用によります。表示確認をすぐ行えない事業サイト、独自カスタマイズが多いサイト、更新ごとに検証が必要なサイトでは、手動更新の方が変更管理をしやすい場合があります。
| 状態 | 考え方 |
|---|---|
| 小規模・変更少ない | バックアップと通知が整っていれば自動更新を検討 |
| 事業サイト・問い合わせ重要 | 更新後に確認できる運用かを優先 |
| 独自コードが多い | 手動更新+検証を候補にする |
使っていないテーマも更新した方がいい?
WordPress公式はテーマやプラグインを最新に保つことを推奨しています。使っていないテーマを多数残すより、必要なテーマだけに整理し、残すものは更新状況を確認します。削除前には現在の有効テーマ・子テーマとの関係を確認してください。
テーマ更新で「カスタマイズが消える」のはどんなとき?
特に注意したいのは、親テーマのファイルを直接編集しているケースです。テーマ更新では配布元の新しいファイルへ置き換わるため、直接変更した内容が上書きされる可能性があります。
一方、WordPressのデータベースに保存される設定や、子テーマ側に分けたカスタマイズは扱いが異なります。自分の変更方法が分からない場合は、更新前に制作担当者やテーマ提供元へ確認してください。
YOHAKU ROLLBACK NOTE
更新前に「戻すための情報」を1か所へ残す
- 現在のテーマ名とバージョン
- 子テーマを使っているか
- 追加CSSや独自カスタマイズの有無
- バックアップを取った日時
- 更新前の主要ページのスクリーンショット
更新後に崩れたとき、何が変わったか比較できる情報があると切り分けやすくなります。更新作業そのものより、戻せる状態を先に作ります。
更新前・更新後チェックリスト
- バックアップ
- テーマ名・バージョン記録
- 変更履歴確認
- 直接編集の有無確認
- 確認時間を確保
- トップページ
- スマホ表示
- メニュー・フッター
- 主要ページ
- 問い合わせフォーム
- サイトヘルス
更新で困ったときに確認する記事
更新前の準備、プラグイン更新失敗、重大なエラー、サイトヘルスを症状に合わせて確認できます。
よくある質問
WordPressテーマは毎回すぐ更新した方がいいですか?
更新内容やサイトの重要度によります。セキュリティ修正など重要な更新は早めに対応したい一方、事業サイトではバックアップと更新後確認をできる状態で実施することが大切です。
子テーマを使っていれば親テーマを更新しても大丈夫ですか?
子テーマのファイルは通常そのままですが、親テーマ側の仕様変更によって子テーマのコードとの互換性に影響する場合があります。更新後の表示確認は必要です。
更新したらデザインが崩れました。どうすればいいですか?
追加変更を重ねず、キャッシュ、テーマ・プラグインの競合、エラー情報を確認します。バックアップから戻せる状態なら、必要に応じて更新前の状態へ復元して原因を切り分けます。
テーマ更新とWordPress本体更新は同時でいいですか?
問題が起きたときに原因を分けやすくするため、初心者は別々に実施する方が確認しやすくなります。
まとめ|テーマ更新は「押す前」と「押した後」が重要
WordPressテーマは管理画面から簡単に更新できますが、事業サイトでは「更新できた」で終わらせず、バックアップ・独自カスタマイズ・更新後表示まで確認します。1つずつ変更し、変更日時を記録すると、問題が起きても原因を追いやすくなります。更新後にREST API・PHP・ループバックなどの警告が残る場合は、サイトヘルスの重大な問題の確認手順へ進みます。

