WORDPRESS DOMAIN CHANGE COST GUIDE
WordPressのドメイン変更、
何にお金がかかる?
「WordPressのドメインを変えたいけれど、変更費用はいくら?」という方向けに、ドメイン代・サーバー・移行作業・外注費を分けて整理します。WordPressそのものに“ドメイン変更手数料”があるわけではありません。
WordPressのドメイン変更で発生しやすい費用
| 項目 | 費用が発生する? | 確認すること |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 通常は変更手数料なし | URL設定・データ内URL・リダイレクト |
| 新しい独自ドメイン | 取得・更新費が必要な場合 | 初年度だけでなく更新条件も確認 |
| レンタルサーバー | 同じサーバーなら追加費用なしの場合も | 独自ドメイン追加・SSL・移転条件 |
| SSL | 無料SSLを使えるサービスも多い | 新ドメインでHTTPSが有効か |
| メール | 契約や移行方法により変動 | @旧ドメインのメールを使っていないか |
| 外注 | 依頼する場合のみ | 移行範囲・リダイレクト・動作確認まで含むか |
取得費と作業費を分けて予算を出す
新しいドメインの取得・更新は契約費、WordPress設定・内部URLの更新・リダイレクトは作業です。管理会社だけを変えたい場合は、先にドメイン変更・移管・サーバー移転の違いを確認してください。
初回と次回更新の計算例、外注の見積もり確認表から、必要な予算を整理できます。作業に進む前にはドメイン移行チェックリストを確認します。
新しい独自ドメインが必要なら、その取得・更新条件を確認します。一方、WordPressの設定変更、内部URLの更新、旧URLから新URLへのリダイレクト、Search Consoleの確認などは、自分で対応できる環境なら追加の作業料金をかけずに進められる部分があります。
ドメインをサーバー会社の無料特典で取るか、別会社で管理するか迷う場合は、独自ドメインはサーバーと別で取る?も確認してください。
同じサーバーでドメインだけ変える場合
サーバーを変えず、同じWordPressサイトを新ドメインで表示する場合でも、単に「設定 → 一般」のURLを書き換えるだけで完了するとは限りません。
WordPress公式の移行ドキュメントでは、サイトURLの変更に加えて、バックアップ、データベース内のURL、パーマリンクなどを含めた移行作業が案内されています。特に画像や内部リンク、テーマ・プラグイン設定に旧URLが保存されているサイトでは、置換範囲の確認が必要です。
サーバーも一緒に変える場合
ドメイン変更とサーバー移転を同時にすると、確認項目が増えます。新サーバー側の契約、データ移行、DNS、SSL、メール、PHP・データベース環境などを確認します。
初心者の場合は、「ドメイン変更」と「サーバー変更」を同時に行う必要があるかから考えてください。目的がブランド名変更だけなら、サーバーまで同時に変えない方が原因を切り分けやすい場合があります。
Google検索で必要になる作業に利用料はかかる?
Google Search Console自体は無料で利用できます。ただし、ドメイン変更では検索評価を引き継ぐための技術的な作業が重要です。
Google Search Centralは、URLが変わるサイト移転について、旧URLと新URLの対応を整理し、旧URLから対応する新URLへサーバー側の永続的なリダイレクトを設定し、新しいURLのcanonicalやrobotsを確認するよう案内しています。ドメイン変更ではSearch Consoleの「アドレス変更」も対象になります。
またGoogleは、リダイレクトをできるだけ長く、一般的には1年以上維持することを案内しています。旧ドメインをすぐ解約できるとは限らない点は、費用を考えるうえでも重要です。
旧ドメインの更新費用も予算に入れる
新ドメインへ移行したからといって、旧ドメインを即日手放すのはおすすめしにくい運用です。旧URLからのリダイレクトを維持するためには、一定期間は旧ドメインを保持する必要があります。
そのため初年度は、新ドメインの費用だけでなく旧ドメインの更新費用が重なる可能性も見ておきます。
自分で行う移行作業のチェックリスト|契約費は別
以下は作業項目の一覧です。ドメイン取得・更新・追加契約まで全て無料という意味ではありません。支払い前に、現在の契約で新ドメインを追加できるか、無料SSLの対象か、旧ドメインやメールを保持する費用を確認します。
- 現在のファイル・データベースをバックアップする
- 新ドメインを取得し、サーバーへ追加する
- 新ドメインのSSLを有効にする(HTTPS化後に「保護されていない通信」が残る場合は混在コンテンツの確認手順へ)
- WordPressのURLと保存データ内の旧URLを確認する
- 主要ページ・画像・フォーム・ログインを確認する
- 旧URLから対応する新URLへ永続的リダイレクトを設定する
- canonical・robots・サイトマップを新URLへ揃える
- Search Consoleで新旧サイトを確認する
- 外部サービス・SNS・広告・プロフィール等のURLを更新する
- 旧ドメインを必要期間保持し、404やリダイレクトを監視する
作業前のバックアップは、WordPressのバックアップと復元方法で確認できます。
外注の見積もりは、含まれる作業をそろえて比較する
同じ「WordPress移行」でも、ファイルとデータベースの移行だけなのか、DNS・SSL・メール・301リダイレクト・フォーム確認・切り戻しまで含むのかで作業量は変わります。価格だけを横並びにせず、次の項目を同じ条件で比較してください。
| 確認項目 | 見積もりで確認すること |
|---|---|
| WordPress本体 | ファイル・データベース・画像まで対象か |
| ドメイン・DNS | ネームサーバーやDNSレコードの確認・切替を含むか |
| SSL | 新環境でHTTPS表示まで確認するか |
| メール | メールアカウント、MX・SPF・DKIMなどの確認を含むか |
| URL変更 | 301リダイレクト、内部リンク、画像URLの置換まで含むか |
| 公開後確認 | フォーム・主要ページ・管理画面・切り戻し方法まで確認するか |
自分で進める場合も同じです。 作業代が0円でも、新旧契約の重複費用や作業時間、失敗時の復旧負担は残ります。「無料か有料か」だけでなく、止めたくない機能と自分で確認できる範囲から決めてください。
外注した方がよいケース
次のような場合は、費用だけでなく失敗時の影響を含めて外注を比較する価値があります。
- EC・予約・会員機能など、止めにくい機能がある
- 記事や固定ページが多く、旧URLが広範囲に残っている
- 独自ドメインのメールも同時に移行する
- DNSやサーバー設定に不慣れで、切り戻し方法が分からない
- 検索流入が多く、リダイレクト漏れの影響が大きい
逆に、小規模サイトでバックアップと復元手段があり、サーバーの公式マニュアルに沿って作業できるなら、まず無料でできる範囲を確認してから外注を検討しても構いません。
ドメイン変更前に「本当に変更が必要か」を確認する
ドメイン変更は、名前を変えるだけに見えて、検索・メール・名刺・SNS・広告・QRコードなど多くの場所へ影響します。「なんとなく今のドメインが気に入らない」という理由だけなら、変更しない選択肢もあります。
毎月のサイト維持費を先に整理したい場合は、WordPressの維持費、保守全体の予算を確認したい場合は、WordPressの保守費用もあわせて確認してください。
追加予算の計算例|初回と次の更新を分ける
以下の金額は計算方法を示す架空の例です。実際の相場・見積もり・サービス料金ではありません。サーバーは継続し、追加料金はなく、自分で作業する条件を置きます。
- 新ドメインの取得:1,200円
- 旧ドメインを保持するための更新:1,800円
- 追加のサーバー料金・外注費:0円
今回支払う追加予算:1,200+1,800=3,000円。通常のサーバー維持費や自分の作業時間は、この追加予算に含めていません。
次の更新期間に新ドメイン2,500円・旧ドメイン1,800円を両方更新する架空の条件なら、ドメイン費は4,300円です。実際には更新日・契約年数・旧ドメインの保持期間で変わるので、請求時期と金額をそれぞれ確認してください。取得費と更新費を同じ期間へ二重に計上しないようにします。
自分の予算は「取得費/新ドメインの更新費と日付/旧ドメインの更新費と日付/追加契約/外注範囲」でメモすると比較できます。
よくある質問
WordPressのドメイン変更は無料ですか?
WordPress本体にドメイン変更の手数料が設定されているわけではありません。ただし、新しいドメインの取得・更新、旧ドメインの維持、サーバーやメール、外注などで費用が発生する場合があります。
ドメイン変更だけならサーバー契約も変える必要がありますか?
必ずしも必要ありません。現在のサーバーで新しい独自ドメインを利用できるなら、同じサーバー内で変更できる場合があります。契約先の対応条件を確認してください。
旧ドメインはすぐ解約していいですか?
検索や外部リンクから旧URLへアクセスする人を新URLへ転送するため、すぐ手放さない方が安全です。Googleはサイト移転時のリダイレクトを一般的に1年以上維持するよう案内しています。
301リダイレクトは必要ですか?
URLが恒久的に変わる場合は、旧URLから対応する新URLへのサーバー側の永続的リダイレクトが基本です。すべての旧URLを新サイトのトップページへまとめて飛ばすのではなく、対応するページへ移すことが重要です。
自分の予算に置き換える前に確認すること
架空の計算例は計算方法を確認するためのものです。実際の金額は、取得するドメイン・契約年数・適用条件・更新時期をそろえて調べます。
- 初回の支払い:新ドメインの取得、移行に必要な追加契約、外注する作業の範囲を確認します。
- 次の更新:新旧それぞれの更新日と費用を確認します。取得時の特典が更新にも続くとは仮定しません。
- 重なる期間:旧ドメインやメールを残す期間と、重複する支払いを確認します。作業料0円でも、自分の確認・修正時間は別に残します。
具体的な見積もりでは含まれる作業の確認表へ戻り、対象と対象外をそろえます。XServerドメインの料金確認先で料金表が確認できない場合は、取得0円・更新額などを推測で予算へ入れず、公式の契約条件を確認できるまで未確認として残してください。
まとめ|費用は「ドメイン代+必要な作業」で考える
WordPressのドメイン変更費用は一律ではありません。新ドメインと旧ドメインの維持費、サーバー・メールの条件、そして自分で行うか外注するかで変わります。
まず無料でできる確認を進め、バックアップ・リダイレクト・Search Consoleまで自分で安全に対応できるかを判断します。そのうえで難しい部分だけを外注すると、不要な固定費を増やしにくくなります。
何を変更する作業なのか整理したい場合はドメイン変更・移管・サーバー移転の違い、実際に切り替える場合はホームページ移転チェックリスト、無料ドメインから独自ドメインへ移した流れを見たい場合は移行実例へ進みます。

