WordPressの表示速度が遅い原因と改善方法|初心者向け高速化ガイド

WordPressの表示が遅いときに確認する改善ポイント WordPress

PR当サイトにはアフィリエイト広告が含まれています。サーバー変更を検討する場合の候補としてConoHa WINGを紹介していますが、まずはプラグイン等での改善を優先することを推奨します。料金・キャンペーンは変更される場合があるため、申し込み前に公式サイトをご確認ください。

Core Web Vitals基準で診断
WordPressの表示速度が遅い原因と改善方法

「サイトが重い」と感じたときは、画像だけでなく、JavaScript、広告・外部タグ、レイアウト、テーマ・プラグイン、キャッシュ、サーバー応答など複数の要因を切り分ける必要があります。Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)やPageSpeed Insightsを使い、初心者でも原因を推測ではなく測定結果から絞り込む方法を解説します。

LCP 2.5秒以内INP 200ms以内CLS 0.1以下
この記事の結論
先に測定し、悪い指標に対応する原因を1つずつ切り分ける

表示速度は、全サイト共通の固定順で直すより、PageSpeed Insightsや実ユーザーデータでLCP・INP・CLS・サーバー応答などを確認し、原因の候補を絞って対処します。変更は一度に重ねず、1項目ずつ実施して再測定すると、何が効いたのか判断しやすくなります。

STEP 1
まず測定する

PageSpeed InsightsでLCP・INP・CLSと改善候補を確認

STEP 2
原因を絞る

画像・JavaScript・レイアウト・キャッシュ・サーバー応答を切り分ける

STEP 3
1つずつ直して再測定

変更を重ねず、効果と表示崩れを確認しながら進める

まず自分のサイトの状態を測る

改善の前に、無料の測定ツール(Google PageSpeed Insights等)で自分のサイトの現在地を確認しましょう。Googleが定めるCore Web Vitalsには3つの指標があります。

指標 意味 合格基準
LCP(Largest Contentful Paint) ページ内の最も大きな要素(多くの場合、メイン画像)が表示されるまでの時間 2.5秒以内
INP(Interaction to Next Paint) クリック等の操作から、画面が反応するまでの時間 200ミリ秒以内
CLS(Cumulative Layout Shift) 読み込み中にレイアウトがどれだけガタつくか 0.1以下

LCP・INP・CLSは値が小さいほど良好で、それぞれの良好基準を超えている場合に改善を検討します。実ユーザーデータでは75パーセンタイル値で評価されます。0〜100点のパフォーマンススコアとは別の指標です。

測定ツールの具体的な使い方

PageSpeed Insightsでページの実ユーザーデータとラボ診断を確認します。実ユーザーデータが不足している場合、INPなどを確認できないこともあります。データなしを良好と扱わず、以下の手順で確認できる情報を記録してください。

1
測定したいページのURLを入力する

トップページだけでなく、アクセスの多い記事ページも個別に測定すると、サイト全体の傾向がつかみやすくなります。

2
モバイル・パソコン両方の結果を確認する

端末ごとに条件が異なるため、別々に結果を記録します。読者が使う端末での操作感も確認しましょう。

3
「改善できる項目」の一覧を確認する

測定結果には、具体的にどの画像が重いか、どのスクリプトが遅延の原因かといった指摘が表示されます。指摘を原因の候補として扱い、影響するページと変更の範囲を確認して優先順位を決めます。

4
対策後、再度測定して効果を確認する

1つの対策ごとに再測定すると、何が効果的だったかを把握しやすくなります。

スコアは0〜100で表示されますが、100点を目指す必要はありません。一般的な目安として、90点以上であれば「良好」、50点未満であれば早急な改善が推奨される水準とされています。

原因1:画像が重い(LCPに影響)

LCPの対象が大きな画像になっている場合、画像ファイルの容量や読み込み開始の遅れが改善候補になります。スマートフォン写真をそのまま掲載すると数MBになることもあるため、表示サイズに合った寸法へ縮小し、JPEG・WebP・AVIFなど内容に適した形式と圧縮を選びましょう。形式を変えれば必ず一定割合小さくなるわけではないため、変換前後の画質と容量を確認して採用します。

画像だけを重点的に見直したい場合は、WordPress画像を軽くする方法で、WebP・AVIF、圧縮、画像サイズ、レスポンシブ画像、遅延読み込みまで順番に確認できます。

Cocoonをお使いの方へ

Cocoonにはテーマ標準の高速化設定があります。プラグインを追加する前に、使用中バージョンの公式ガイドと、サーバー側ですでに有効になっている機能を確認しましょう。設定は1つずつ変更し、表示やフォームの動作、測定結果を確認します。本記事では読者の環境でのスコアや改善幅を保証しません。

LCPの時間は、最初の応答までの時間、対象リソースの読み込み開始までの遅延、ダウンロード時間、描画までの遅延に分けて確認します。画像圧縮で主に変わるのはダウンロード部分です。改善しない場合もサーバーが原因と即断せず、測定された各区間を見て次の対策を選びましょう。Google公式のLCP改善ガイドで詳しく確認できます。

原因2:長時間タスクでの反応の遅さ(INPに影響)

INPが悪化する典型的な原因は、広告タグ・チャットツール・多機能プラグインなどが、ブラウザの処理(メインスレッド)を長時間占有してしまうことです。心当たりのある機能を一つずつ無効化し、その都度速度を測定することで、どれが原因かを切り分けられます。特に「多機能だが使っていない機能が多いプラグイン」は、原因になりやすい代表例です。

原因3:レイアウトのガタつき(CLSに影響)

画像や広告の表示サイズを事前に指定していないと、読み込み中にページの要素が動いてしまい、CLSが悪化します。画像タグに幅・高さを明示的に指定する、広告枠に固定サイズを設定するなどの対策が有効です。

原因4:サーバーの初期応答が遅い(TTFB)

画像やフロント側の処理を見直しても、初期HTMLの応答自体が遅い場合はサーバー側の処理やキャッシュも確認します。WordPressにはページキャッシュ、オブジェクトキャッシュ、ブラウザキャッシュなど複数の層があり、利用できる機能はホスティング環境によって異なります。プラグインを追加する前に、まず契約中サーバーの管理画面と公式マニュアルで標準キャッシュ機能を確認してください。

たとえばConoHa WINGの現在の公式仕様では、Webサーバーはnginx、高速なPHP実行環境としてLiteSpeed LSAPIを採用し、OPcache、独自チューニングのコンテンツ・ブラウザキャッシュ、WEXAL®などを案内しています。ここでいうLiteSpeed LSAPIはPHPの実行インターフェースであり、「LiteSpeed Web Serverを使っている」という意味ではありません。乗り換えを検討する場合も、名称だけで判断せず、現在の公式仕様と自分のボトルネックが合っているかを確認しましょう。

プラグインでの改善に限界を感じたら

キャッシュプラグインを導入しても大きな改善が見られない場合、契約中のサーバーの性能自体がボトルネックになっている可能性があります。この場合、上位プランへの変更、またはサーバー自体の乗り換えが選択肢になります。

さらに踏み込んだ対策(中〜上級者向け)

PHPのバージョンを確認する

WordPressはPHPというプログラミング言語で動いています。WordPress公式サイトが示す推奨環境は「PHP 8.3以上」、動作する最低要件は「PHP 7.4以上」です(2026年8月時点、wordpress.org公式ドキュメントで確認)。古いバージョンのPHPは処理速度が遅いだけでなく、サポート期間が終了したバージョンを使い続けると、修正されないセキュリティ上の脆弱性が残るリスクもあります。契約中のレンタルサーバーの管理画面(多くの場合「PHPバージョン切替」等のメニュー名)から、現在使用しているバージョンと選択可能な上位バージョンを確認しましょう。バージョンを上げる前に、使用中のテーマ・プラグインが新しいPHPに対応しているか、配布元の動作要件を確認してから切り替えることをおすすめします。

データベースの最適化

WordPressは投稿・設定等のデータをデータベースに保存しますが、使用期間が長くなるほど不要なデータ(下書きの自動保存履歴=「リビジョン」、使われなくなったプラグインの設定値、スパムとして残ったコメント等)が蓄積されます。リビジョンは初期設定では保存数の上限がなく、編集を重ねるたびに際限なく増え続けるため、特に影響が大きい項目です。データベース最適化機能を持つプラグイン(WP-Optimize等)を使うと、不要なリビジョン・スパムコメント・一時データをまとめて整理できます。実行前には万が一に備えてバックアップを取っておくと安心です。

CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の活用

CDNとは、画像等のデータを世界各地のサーバーにコピーしておき、訪問者に地理的に近いサーバーから配信する仕組みです。日本国内の読者が中心のサイトでは体感できるほどの差が出ないこともありますが、海外からのアクセスが一定数あるサイトや、画像点数の多いサイトでは効果が出やすい対策です。レンタルサーバーによっては管理画面からワンクリックで有効化できるCDN機能が用意されていることがあり、追加費用なしで利用できる場合もあります。契約中のサーバーの管理画面で対応状況を確認してみてください。

それでも改善しない場合:サーバーを見直す

画像・プラグイン・キャッシュの対策を一通り試しても表示速度が改善しない場合、契約しているサーバーのスペック自体が原因になっていることがあります。特に、格安プランの共有サーバーでは、同じサーバーを利用する他サイトの影響を受けることもあります。サーバーから見直したい方は、「ConoHa WINGでWordPressを始める方法|初心者向けに手順を解説」でサービスの始め方を確認できます。既存サイトの移行は別途、移行元と移行先の公式手順を確認してください。

改善の優先順位で迷ったら

まず改善したいページを測定し、どの指標が良好基準を満たしていないかを確認します。LCP・INP・CLSは単位が異なるため、数値の大小だけで互いに比較できません。診断結果を手がかりに原因の候補を絞り、1つずつ変更して、同じページと端末条件で再測定してください。

キャッシュ設定を先に済ませておく方法もある

対策の順番は測定で見つかった原因に合わせます。画像・プラグイン・キャッシュ・サーバーは確認対象の候補であり、すべての設定変更やサーバー移転が必要なわけではありません。効果が確認できない変更は見直し、不要な機能の追加を避けましょう。

よくある失敗と注意点

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原因を切り分けずにサーバーだけ変更する

画像やプラグインが原因の場合、サーバーを変更しても改善しないことがあります。まず無料でできる対策から順に試しましょう。

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高速化プラグインを複数同時に導入する

同じ目的のプラグインを複数入れると、かえって競合して不具合の原因になることがあります。

!
数値だけを追いかけて中身が伴わない

スコアの改善だけを目的にすると、本来の使いやすさを損なうことがあります。実際の閲覧体験も確認しましょう。

実ユーザーデータとテスト結果を分けて読む

PageSpeed Insightsの実ユーザーデータは過去28日間の集計で、データ不足の場合はページ単位の結果が出ないことがあります。Lighthouseのラボ診断はシミュレーションによる結果です。ラボの点数が上がっただけで、実ユーザーのINPなどが改善したとは判断できません。

変更前後を比べる測定メモ

以下は本記事が提案する記録方法です。トップページだけでなく、読者が利用する記事や問い合わせページも対象にします。同じURL、同じ端末区分で測定し、単発の最高点だけで判断しないようにしましょう。

記録するもの 書き方
測定条件 URL/日時/モバイル・パソコン/実ユーザー・ラボの別
変更内容 例:画像の寸法と容量を調整。他の設定は同時に変えない
数値 LCP・CLSなど確認できる値。データなしは未計測と記録
操作確認 メニュー、フォーム、画像、リンクが使えるか
判断 採用/元に戻す/追加調査。その理由も残す

点数が上がっても戻した方がよい例

これは仮の例です。JavaScriptの設定変更で点数が上がっても、スマホのメニューが開かなくなったなら、その設定をそのまま採用しません。元に戻して再確認し、必要なら該当スクリプトの扱いを配布元に相談します。読者が使えない状態を、点数で正当化しないことが大切です。

よくある質問

表示速度の改善に専門知識は必要ですか?

画像の軽量化やテーマ標準機能の有効化程度であれば、専門知識がなくても対応できます。サーバー側の設定(Redis等)は難易度が上がるため、無理な場合はサーバーのサポート窓口に相談することをおすすめします。

スマートフォンでの表示速度も同じ対策で改善しますか?

基本的な対策(画像軽量化、プラグイン整理)はスマートフォン・パソコン共通で有効です。ただし、モバイル回線は速度が不安定になりやすいため、画像サイズの最適化は特に重要です。

無料のプラグインだけで十分ですか?

プラグインの有料・無料だけでは判断できません。まず測定結果から原因を特定し、テーマやサーバーに標準機能がある場合は重複させないことが重要です。無料の対策で改善する場合もありますが、ボトルネックが外部タグやサーバー応答であれば、キャッシュプラグインを追加しても解決しないことがあります。

PR|サーバーが原因だった場合の選択肢
プラグインで改善しない場合はサーバーを見直す

料金やキャンペーンは変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

ConoHa WINGの最新料金・高速化機能を公式サイトで確認する

ConoHa WING公式サイトへの直接リンクです。まずは画像・プラグインの見直しから始めることをおすすめします。

まとめ
測定で原因を絞り、変更後に確認する

まず現状を測定し、原因に合った対策を試してください。変更前後の結果と表示・操作の確認をセットにすると、残すべき変更を判断しやすくなります。

参照した公式・専門情報

  • Cocoon公式サイト(https://wp-cocoon.com/)確認日: 2026年8月25日
  • Cocoon公式サイト(サイト高速化設定ガイド、https://wp-cocoon.com/site-speed-up/)確認日: 2026年8月28日
  • Google web.dev「Core Web Vitals」公式ドキュメント(https://web.dev/articles/vitals)確認日: 2026年8月25日
  • Google公式:PageSpeed Insightsのデータと評価方法(確認日:2026年9月7日)
  • WordPress公式 Requirements(https://wordpress.org/about/requirements/)確認日: 2026年8月25日
  • Google web.dev「Optimize LCP」公式ガイド(https://web.dev/articles/optimize-lcp)確認日: 2026年8月26日
  • ConoHa WING公式サイト(nginx・LiteSpeed LSAPI・OPcache・独自キャッシュ・WEXAL®等の高速化仕様)確認日: 2026年9月7日
  • WordPress公式 パフォーマンス最適化ドキュメント(https://developer.wordpress.org/advanced-administration/performance/optimization/)確認日: 2026年8月26日

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