独自ドメインを設定するときに、https://www.example.com と https://example.com のどちらを使うべきか迷うことがあります。結論から言うと、SEO上は「wwwありだから有利」「なしだから有利」と単純に決まるものではありません。大切なのは、どちらか一方を正式なURLとして統一することです。
運営しやすい方を選び、もう一方から301リダイレクト、canonical、内部リンク、サイトマップを同じURLへ揃えます。途中で頻繁に切り替えないことも大切です。
wwwあり・なしの違い
wwwはサブドメインの一つです。www.example.comとexample.comは、技術的には別のホスト名として扱われます。多くのサイトでは片方へ統一し、もう片方から転送します。
どちらを選べばよい?
小規模なWordPressサイトや個人事業主サイトなら、見た目が短く分かりやすい「wwwなし」を選ぶケースも多い一方、既存運用やインフラ構成によってwwwありが適している場合もあります。
| 選び方 | 確認ポイント |
|---|---|
| 既存サイトがある | 現在インデックスされているURLを安易に変えない |
| 新規サイト | 管理しやすい方を最初に決めて統一 |
| CDNや複雑な構成 | 利用サービスの仕様を確認 |
SEOで重要なのは統一
wwwあり・なしの両方で同じページが200で表示されると、同一内容が複数URLで存在する状態になります。Googleは正規URLを選択しますが、サイト側でも希望するURLを明確にします。
- 片方からもう片方へ301リダイレクト
- canonicalを統一先へ向ける
- XMLサイトマップには統一後のURLを掲載
- 内部リンクも同じ形式へ揃える
- OGPや構造化データ内URLも確認
canonicalについては、Googleが選択した正規ページが違うときの確認方法も参考になります。
WordPressで確認する場所
- 設定 → 一般
WordPressアドレスとサイトアドレスを確認します。 - サイトを両URLで開く
どちらが最終的に表示されるか確認します。 - リダイレクト先を確認
wwwあり→なし、またはなし→ありへ一貫しているか見ます。 - canonicalを見る
ページソースで正規URLが統一先になっているか確認します。 - Search Consoleを確認
重要URLでGoogleが選択している正規URLを確認します。
DNSとネームサーバーも確認する
wwwありを使う場合、DNSでwww用のCNAMEやAレコードが必要になることがあります。逆にwwwなしのルートドメインを使う場合も、AやAAAAなど適切なレコード設定が必要です。
DNSの基本は、ネームサーバーとDNSの違いをご覧ください。
途中でwww有無を変更するとき
すでに運営中のサイトでwww有無を変更する場合、単なる見た目の変更ではなくURL変更です。301リダイレクト、内部リンク、サイトマップ、canonical、外部サービス登録URLなどを確認します。
URL変更を伴う移行は、ホームページ移転・ドメイン変更チェックリストも確認してください。
よくある失敗
- wwwあり・なしの両方が200で表示され続ける
- 301先とcanonical先が違う
- サイトマップに両方のURLが混在する
- 記事本文の内部リンクだけ旧形式が残る
- Search Consoleや解析ツールの設定URLを確認しない
301と302はどちらを使う?
wwwあり・なしを恒久的に統一するなら、一般には恒久リダイレクトを使います。301と302の違いは、301と302リダイレクトの違いで解説しています。
wwwあり・なしだけでなく、更新・DNS・移管・メール・サブドメインまで含めて確認したい場合は独自ドメインの初心者ガイドへ戻れます。
よくある質問
wwwなしの方がSEOに強い?
wwwの有無だけでSEO優劣が決まると考えない方がよいです。重要なのはURLの一貫性と正しい正規化です。
両方Search Consoleへ登録する必要はある?
ドメインプロパティを使う場合は、サブドメインやプロトコルをまとめて確認できます。運用方法に合わせて設定してください。
変更後すぐGoogle表示も変わる?
Googleが再クロールして正規URLを再評価するまで時間がかかる場合があります。リダイレクトとサイト内シグナルを揃えたうえで待ちます。