目的通りならエラーではない。
この記事は、Search Consoleの「ページにリダイレクトがあります」が意図した転送か、公開したいURLの誤転送かを判断する記事です。301・308の恒久移転と302・307などの一時転送では正規URLの扱いが異なります。表示だけを消すために転送を解除せず、元URL・転送の目的・最終URL・応答を先に確認します。使い分けは301と302の比較、正規URLの不一致はcanonical確認へ分けます。
| 状態 | 判断 | 次にすること |
|---|---|---|
| 旧URL→対応する新URLへ301 | 意図通りなら正常 | 内部リンクとサイトマップを新URLへ揃える |
| 公開したいURLが別ページへ転送 | 要確認 | 転送設定・WordPress URL・CDN等を確認 |
| 転送先が無関係/何段も転送/ループ | 修正候補 | 最終URL・301/302・canonicalを1本に揃える |
Search Consoleの表示だけを消すためにリダイレクトを解除せず、転送の目的と最終URLが正しいかで判断します。
「ページにリダイレクトがあります」とは
Googlebotは通常、HTTPリダイレクトを追跡して最終URLを確認します。301・308などの恒久転送は転送先を正規ページとする強いシグナルですが、302・307などの一時転送では、元URLを検索結果に残す扱いになり得ます。したがって「301でも302でも必ず元URLが検索対象から外れる」とは判断しません。目的に合う転送方法を選び、元URLと最終URLの状態を別々に確認します。Google公式:恒久・一時リダイレクト(2026年10月7日確認)。
たとえば、HTTPからHTTPS、wwwありからなし、旧URLから新URLへ恒久的に転送している場合は、意図した表示であることがあります。
正常なケース
- http:// から https:// へ統一している
- wwwあり・なしを一方へ統一している
- パーマリンク変更後、旧URLから新URLへ301している
- ドメイン変更で旧サイトから新サイトへ転送している
- 統合した記事から代表ページへ恒久転送している
確認が必要なケース
- 公開したいページなのに別URLへ飛ぶ
- 転送先がトップページなど関係ないページ
- 301と302が想定と違う
- リダイレクトが何段も連続している
- 転送ループが起きている
- サイトマップに転送元URLが残っている
確認手順
- 対象URLをブラウザで開く
最終的にどのURLへ移動するか確認します。 - HTTPステータスを確認する
301、302、307、308など、どの転送が返っているか確認します。 - 転送先が意図通りか確認
内容が対応するページへ移動しているか見ます。 - 内部リンクを確認
サイト内リンクが転送元URLではなく、できるだけ最終URLを直接指すようにします。 - XMLサイトマップを確認
恒久転送済みの旧URLをサイトマップへ残さず、インデックスさせたい最終URLを掲載します。
301と302の違い
| コード | 主な意味 |
|---|---|
| 301 | 恒久的な移動として使われる代表的な転送 |
| 302 | 一時的な移動として使われる代表的な転送 |
使い分けは、301と302リダイレクトの違いで詳しく解説しています。
リダイレクトチェーンを減らす
旧URL→中間URL→新URLのように複数段階で転送すると、確認が複雑になります。可能なら、古い内部リンクや転送設定を整理し、最終URLへ直接つなげます。
サイト移転後に大量表示される場合
ドメイン変更やURL構造変更後は、旧URLが「ページにリダイレクトがあります」と表示されることがあります。旧URLから新URLへの転送が意図通りなら、必ずしも問題ではありません。
移転全体の確認は、ホームページ移転・ドメイン変更チェックリストも参考になります。
公開したいURLがリダイレクトされる場合
本来インデックスさせたいURLなのに転送される場合は、WordPressの設定、リダイレクトプラグイン、サーバー設定、HTTPS統一設定、CDNなどを確認します。意図しない転送ルールがないか、一つずつ切り分けます。
canonicalとの矛盾を確認する
リダイレクト先とcanonicalが別々のURLを示していると、正規化シグナルが分かれます。転送元を使わないなら、最終URLへシグナルを揃えます。
canonicalの確認は、Googleが選択した正規ページが違うときの確認方法をご覧ください。公開したいURLが意図せず転送され、検索結果にも出てこない場合はGoogleに記事がインデックスされないときの確認手順で、転送後の最終URL・noindex・canonical・サイトマップをまとめて確認します。
やらない方がよいこと
- Search Consoleの表示だけを消すためにリダイレクトを解除する
- 旧URLを全部トップページへ転送する
- 転送元URLをサイトマップへ残し続ける
- 301・302・canonicalを別方向へ設定する
- リダイレクトループを放置する
リダイレクトだけでなく、インデックス・canonical・内部リンク・CTR・重複記事まで整理する場合はSEO改善ロードマップへ戻れます。
YOHAKU REDIRECT TRACE
「元URL → 中継 → 最終URL」を1本ずつ書く
中継URL:途中で別URLへ移っていないか
最終URL:最終的に200で開くURL
意図した1回の301なら問題ない場合があります。複数回の中継や、公開したいURLまで別URLへ飛ぶときに優先して直します。
リダイレクト判定の基本FAQ
「ページにリダイレクトがあります」はエラーですか?
意図した転送なら正常な除外であることがあります。公開したいURLが意図せず転送される場合に確認が必要です。
転送元URLも検索結果へ出したいです
恒久的に別URLへ転送しているなら、通常は転送先URLを検索対象として運用します。両方必要なら、そもそもリダイレクトが適切かを見直します。
修正後すぐSearch Consoleから消えますか?
Googleが再クロールして状態を更新するまで時間がかかることがあります。
無料ツール|リダイレクト5点チェック
- 元URLから最終URLまで1回で到達できる
- 最終URLが200で表示される
- 恒久移転なら301/308など意図したコード
- 内部リンクは最終URLへ直接向いている
- サイトマップには最終URLだけ載せている
5/5:意図した転送ならSearch Console表示自体は問題でない可能性があります。
4以下:転送経路・内部リンク・サイトマップの不一致を先に直します。
リダイレクトは「短く・直接」を目指す
旧URL→中継URL→新URLのように複数回転送されるより、旧URL→新URLへ直接つなぐ方が管理しやすくなります。古い内部リンクが中継URLを向いている場合は、可能な範囲で最終URLへ更新します。
よくある質問
Search Consoleの表示を消すために301を外してもいいですか?
意図した移転なら外す必要はありません。Search Consoleの表示ではなく、利用者と検索エンジンが正しい最終URLへ到達できるかで判断します。
301と302をどちらにするか迷います
恒久的なURL移転なら恒久リダイレクト、一時的な移動なら一時リダイレクトという目的で選びます。既存設定を変更する場合は影響範囲を確認します。
転送先がトップページでも問題ないですか?
旧URLとトップページに対応関係がある場合を除き、一律でトップページへ送るのは避けます。対応するページがなければ404/410の方が自然なこともあります。
YOHAKU LIVE REDIRECT|2026-09-24
実例|http・wwwを正規URLへ集約している
| 入力URL | 最終URL | 判断 |
|---|---|---|
http://zero-web.site/ |
https://zero-web.site/ |
HTTPSへ集約する意図した転送 |
https://www.zero-web.site/ |
https://zero-web.site/ |
wwwなしへ集約する意図した転送 |
このケースでは転送元を検索結果へ出す必要はありません。確認すべきなのは、最終URLが200で開き、canonical・内部リンク・サイトマップも最終URLへ揃っているかです。
3-MIN REDIRECT CHECK
正常か異常かは3点で見る
- 旧URLから意図した最終URLへ到達する
- 内部リンク・canonical・サイトマップが最終URLを向く
- リダイレクトの理由が説明できる
3点がそろっていれば、「ページにリダイレクトがあります」という表示だけを理由に修正する必要はありません。最終URLがインデックスされない場合はインデックス未登録の確認手順、Googleが別URLを正規ページに選んでいる場合はcanonicalの確認手順へ分岐します。
実測|末尾スラッシュなしは301、転送先は200
2026-10-20 13:18(日本時間)に、この記事のURL末尾の「/」を外したアドレスを取得しました。最初の応答は転送を追わずに確認し、その指定先を別に取得しています。設定変更や新しい転送ルールの追加は行っていません。
- 転送元
https://zero-web.site/search-console-page-with-redirect-fix- 最初のHTTP応答
- 301。Locationは末尾に「/」があるこの記事のURL
- 転送先
- https://zero-web.site/search-console-page-with-redirect-fix/:HTTP 200、canonicalは取得URLと一致、サイトマップにも掲載
この観測では「末尾の表記をそろえる転送」と「本文を返すページ」を区別できました。元URLが転送することだけを理由に301を外したり、元と先の両方を登録させようとしたりしません。一方、指定先が違う、戻ってループする、転送先が4xxになる場合は別の調査が必要です。
未確認の範囲:Googleがこの元URLを「ページにリダイレクトがあります」と報告しているか、転送先を登録しているかは今回確認できていません。実際のレポートに出たURLと、今回の外部取得例を混同しないでください。
転送先を照合する場合は公開canonicalとGoogleの選択を分ける確認へ、掲載先を調べる場合はXMLのページURL確認へ。Google公式:ページのインデックス登録レポート。
参考情報
NEXT / RELATED
