WordPressで記事を保存・公開するときに「更新に失敗しました。返答が正しいJSONレスポンスではありません」などと表示される場合、エディターがREST APIから期待したJSONを受け取れていない可能性があります。
- 同じ記事を再読み込みして再現するか
- WordPressアドレスとサイトアドレスのhttpsを確認する
- サイトヘルスのREST APIエラーを確認する
- WAF・セキュリティ・キャッシュを確認する
- 直前に追加・更新したプラグインを切り分ける
1.まず保存できない範囲を確認する
特定の記事だけで起きるのか、すべての投稿・固定ページで起きるのかを確認します。特定ページだけなら、そのページの直前の編集内容やブロックが関係している可能性があります。
2.WordPressとサイトURLの不一致を確認する
httpとhttpsが混在していたり、WordPressアドレスとサイトアドレスが意図せず違うと、エディターとREST APIの通信で問題が起きる場合があります。設定を変更する前に現在値を記録してください。
3.サイトヘルスでREST APIを確認する
「ツール → サイトヘルス」でREST APIやループバックリクエストのエラーが出ていないか確認します。REST APIが遮断されると、ブロックエディターや一部プラグインの保存処理に影響します。
4.WAFやセキュリティ機能を確認する
403エラーやブロックログがある場合、WAFやセキュリティ機能が/wp-json/以下の通信を止めている可能性があります。WAF全体を無効にするのではなく、ホスティング側のログで該当リクエストを確認し、必要な範囲だけ調整する方が安全です。
5.プラグインとキャッシュを切り分ける
更新直後から発生した場合は、直前に変更したプラグインを確認します。キャッシュ系・セキュリティ系・エディター拡張などがREST APIへ影響することがあります。変更前にバックアップを用意してください。
サイトヘルスの確認ガイド、403エラーの確認手順も関連します。
エラーコードで原因候補を分ける
| 確認結果 | 原因候補 |
|---|---|
| /wp-json/ が403 | WAF、IP制限、セキュリティ機能 |
| /wp-json/ が404 | パーマリンク、Webサーバーの書き換え、URL設定 |
| /wp-json/ が500 | PHPエラー、プラグイン・テーマ、サーバー側エラー |
| /wp-json/ は開くが投稿保存だけ失敗 | 特定RESTルートの遮断、記事内容、プラグイン競合 |
/wp-json/が404になる場合は、REST APIだけでなくパーマリンクや書き換え設定も確認します。詳しくはWordPressの404エラー確認手順を参照してください。
ブラウザでできる簡単な確認
ログイン情報や機密データを共有せず、サイトURLの末尾に/wp-json/を付けて開くと、REST API自体へ到達できるかの切り分け材料になります。表示内容の意味が分からない場合でも、403・404・500のどれになるかを控えておくとサポートへ伝えやすくなります。
ConoHa WING利用時の確認ポイント
保存時刻と対象URLを控え、ConoHa WINGのWAFログで同時刻の遮断がないか確認します。WAF全体をOFFにするのではなく、該当通信を特定して必要最小限の対応にします。403が出ている場合は403エラーの切り分けもあわせて確認してください。
保存できないときの最小テスト
- 新規下書きを作り、短い文章だけで保存できるか確認します。
- 保存できる場合は、問題の記事固有のブロック・埋め込み・HTMLを疑います。
- 新規下書きも保存できない場合は、REST API・WAF・URL設定などサイト全体の問題として切り分けます。
/wp-json/のHTTPステータスと発生時刻を控えます。
この最小テストを行うと、「特定記事だけの問題」か「WordPress全体の通信問題」かを短時間で分けられます。本文を削除したりWAFを全停止したりする前に、影響範囲を先に確認するのが安全です。
症状から最短ルートを選ぶ
同じJSONレスポンスエラーでも、表示される状況によって確認先は変わります。最初からすべての設定を触らず、次の順番で進めると余計な変更を減らせます。
- 特定記事だけ失敗:直前に追加したブロック、埋め込み、カスタムHTMLを確認します。
- すべての記事で失敗:サイトヘルスと
/wp-json/への到達を確認します。 - 403が出る:WAF・セキュリティ・IP制限のログを確認します。
- 404が出る:URL設定とパーマリンク、Webサーバーの書き換えを確認します。
- 500が出る:PHPエラー、直前に更新したテーマ・プラグイン、サーバーログを確認します。
変更は1つずつ行い、戻せる状態にする
原因調査では、キャッシュ削除、プラグイン停止、URL設定、WAFなどを同時に変更しないことが重要です。変更前の状態を記録し、1項目変更するたびに投稿保存をテストします。これにより、どの変更で復旧したかを判断できます。
| 変更前に残すもの | 理由 |
|---|---|
| 発生時刻 | WAF・サーバーログと照合しやすくする |
| エラー文 | 403・404・500など原因範囲を分ける |
| 直前の更新 | テーマ・プラグイン変更との関連を見る |
| 変更前の設定値 | 改善しなかった場合に元へ戻せる |
復旧後に必ず確認する5項目
- 既存記事を更新して正常に保存できる
- 新規下書きを作成・保存できる
- 画像アップロードが正常に動く
- サイトヘルスでREST APIの重大な警告が残っていない
- 公開ページがPC・スマートフォンで正常に表示される
投稿が1回保存できただけでは再発する可能性があります。複数の操作を確認し、原因になった設定変更も記録しておくと再発時の切り分けが速くなります。
関連する症状から確認する
REST APIが403なら403エラーの確認手順、404なら404エラーの確認手順、サイトヘルスにも警告がある場合はサイトヘルス重大問題の確認ガイドへ進むと、症状別にさらに詳しく切り分けられます。保存エラー以外の症状も出ている場合は、WordPressトラブル解決ロードマップから該当症状を選んでください。
サポートへ相談する目安
特定記事だけ保存できない場合は直前のブロックや本文内容を確認しやすい一方、すべての投稿で保存できない、/wp-json/が403・404・500になる、WAFログに遮断が出る場合はサイト全体の通信経路を確認する必要があります。発生時刻・対象URL・エラー文をまとめてホスティング会社へ伝えてください。
よくある質問
パーマリンクを保存し直せば必ず直りますか?
必ずではありません。URL書き換えが原因なら改善することがありますが、WAF、REST API、プラグインなど別原因もあります。
WAFをOFFにすればよいですか?
恒久的に全体OFFへするのはおすすめしません。まずブロックログを確認し、対象の通信だけを切り分けます。

