URLのシグナルを揃える。
この記事は、Search Consoleで「Googleが選択した正規ページ」が自分の指定と違う場合の確認記事です。canonicalだけでなく、重複URL、内部リンク、リダイレクト、サイトマップ、本文の類似性などを確認します。wwwあり・なしの統一が原因候補ならwww統一の記事、似た記事同士の重複ならカニバリ確認へ分けます。
URL検査でGoogle選択の正規URLを確認し、canonical、リダイレクト、サイトマップ、内部リンク、HTTP/HTTPS・www有無、ページ内容の重複を順番に揃えます。
①canonical、②転送がある場合の転送先、③サイトマップ掲載URL、④主要内部リンクが、決めたURL設計と矛盾していないか確認します。重複URLを閲覧可能に残す場合もあり、全URLの転送が必須ではありません。恒久移転と一時転送は目的を分け、2URLの照合メモで今回直す場所を決めます。
| シグナル | 確認 |
|---|---|
| canonical | 希望する正規URLを指しているか |
| リダイレクト | 別URLから希望URLへ統一されているか |
| 内部リンク | サイト内リンクが別表記URLを指していないか |
| サイトマップ | 正規URLだけを送っているか |
照合例(架空):希望URLが/service/なのに、canonicalは/service/、サイトマップと本文リンクは旧/service-old/なら、リンクと生成元の不一致が修正候補です。旧ページを廃止して同じ内容を移した場合だけ、適切な転送も確認します。タイトルが似ているだけの別目的ページを、一律にcanonicalでまとめません。記事重複の確認で疑問と答えを比較してから扱いを決めます。
正規ページとは
似た内容のURLが複数ある場合、Googleはその中から代表となるURLを1つ選びます。これが正規URLです。サイト運営者はcanonicalなどで希望を伝えられますが、Googleは他のシグナルも見て最終的に別URLを選ぶことがあります。
なぜ指定したcanonicalと違うURLが選ばれる?
- 同じ内容が複数URLで公開されている
- 内部リンクが別URLへ集中している
- サイトマップに別URLが入っている
- 301リダイレクトの向きがcanonicalと矛盾している
- HTTP/HTTPSやwww有無が混在している
- パラメータ付きURLと通常URLの内容がほぼ同じ
- 指定した正規ページより別ページの方が内容の代表として適切とGoogleが判断した
最初に確認する場所
- Search ConsoleのURL検査
ユーザーが指定した正規URLとGoogleが選択した正規URLを比較します。 - ページソースのcanonical
意図したURLが正しく出力されているか確認します。 - リダイレクト
canonical先とリダイレクト先が矛盾していないか確認します。 - XMLサイトマップ
インデックスさせたい正規URLを掲載します。 - 内部リンク
本文・メニュー・パンくずから、意図したURLへ統一してリンクします。
強いシグナルを揃える
| 方法 | 考え方 |
|---|---|
| 301などの恒久リダイレクト | 旧URLを使わないなら正規候補へまとめる |
| rel=canonical | 重複・類似ページの代表URLを示す |
| サイトマップ | 正規にしたいURLのみ掲載する |
| 内部リンク | サイト内から同じURL表記へ揃える |
WordPressで確認したいポイント
- サイトアドレスがhttpsで統一されているか
- wwwあり・なしが混在していないか
- SEOプラグインが意図したcanonicalを出しているか
- カテゴリ・タグ・添付ページが本文と重複していないか
- パーマリンク変更後の旧URLが残っていないか
似た記事が増えた場合は、キーワードカニバリゼーションの確認方法も役立ちます。
Googleの選択が正しい場合もある
必ずしも「自分のcanonical指定が採用されない=エラー」ではありません。複数URLの内容やリンク構造を見た結果、Googleが別のURLの方を代表ページとして妥当と判断していることもあります。
その場合は、なぜそのURLが選ばれたかを見て、ユーザーにとってもそちらが自然なら、無理に変更しない判断もあります。
修正後にすぐ変わらない理由
修正後は「現在の公開HTML・転送経路」と「URL検査に残るGoogleの前回取得結果」を分けます。公開側で希望URLが200、canonical・内部リンク・サイトマップが整合しているか確認し、変更日時とURL検査の最終クロール日時を記録します。修正後の再取得が確認できない段階では、Googleの選択が変わらない理由を断定しません。再クロール後に比較し、変更内容は変更履歴へ残します。指定canonicalの採用や順位向上は保証されません。
やらない方がよいこと
- canonicalと301を別々のURLへ向ける
- 正規にしたくないURLをサイトマップへ大量掲載する
- wwwあり・なしを両方内部リンクで使う
- 内容が大きく異なるページへcanonicalを向ける
- canonicalだけ直して内部リンクやリダイレクトを放置する
関連する記事
検索に出ない場合はGoogleに記事が出てこないときの確認手順、noindex確認はWordPressがnoindexになっていないか確認する方法、クロール制御はrobots.txt確認方法をご覧ください。
インデックス・CTR・タイトル・内部リンク・重複整理まで含めた優先順位はSEO改善ロードマップで確認できます。
ライブテストだけではGoogleの正規URL選択は判定できない
「公開URLをテスト」は現在の取得可否などを調べる機能です。Googleが選択した正規URLは、URL検査のGoogleインデックス側の結果で確認します。ライブテストで取得できたことを、希望するcanonicalが採用された証拠にしないでください。
修正前後を比べるときは、ページソースの指定URLとGoogleの選択URLを別々に記録し、最終クロール日時も残します。Google公式:単一ページの検査と問題解決
よくある質問
canonicalを設定すれば必ず採用されますか?
必ずではありません。Googleはcanonicalを強いシグナルとして扱いますが、リダイレクト、サイトマップ、内容、内部リンクなど他のシグナルも見ます。
違う正規URLが選ばれるとペナルティですか?
それだけでペナルティとは限りません。重複URLの整理としてGoogleが代表URLを選んでいる場合があります。
修正したらURL検査から何度も送信した方がいいですか?
再クロールのきっかけとして使うことはできますが、何度も送信するよりサイト側のシグナルを一貫させることが先です。
Googleが選んだURLの方が自然ならどうしますか?
ユーザーにもサイト構造にも自然なら、サイト側の正規URL設計をGoogleの選択に合わせる方が合理的な場合があります。無理に別URLへ戻す必要があるかを先に検討します。
実測|公開HTMLで一致していてもGoogleの選択は別に確認する
2026-10-20 13:17(日本時間)に当サイトの3URLを通常のURLで取得し、HTTP応答・HTMLのrel=canonical・サイトマップ掲載を比較しました。下表はサイトが公開している指定の確認です。
| 対象 | HTTP | HTMLのcanonical | サイトマップ掲載 |
|---|---|---|---|
| WordPress自作ガイド | 200 | 取得URLと一致 | あり |
| サイトマップ取得エラー | 200 | 取得URLと一致 | あり |
| この記事 | 200 | 取得URLと一致 | あり |
この3URLは公開上の指定がそろっていました。しかし、これだけでGoogleが同じ正規URLを選んだとは言えません。今回、Search Consoleの登録済み情報を取得できていないため、Googleが選択した正規URLと登録状態は未確認です。
- URL検査の登録済み情報で「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」を書き出す。
- 両方のURLについて、内容・転送・canonical・内部リンク・サイトマップの指定を比べる。
- 意図と異なる指定が見つかってから、その箇所を修正する。未取得の値を「一致」に置き換えない。
ライブテストで取得できたことと、登録済み情報でGoogleの選択を確認できたことを分けます。XMLの数え方はページURLと画像URLの区別へ、転送元の扱いは末尾スラッシュの転送例へ。Google公式:正規化の問題を調べる。
参考情報
実際に旧URLから新URLへ転送している場合はページにリダイレクトがあります、www有無の統一問題ならwwwあり・なしのURL統一へ分けます。
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