AIで作った文章の公開前チェックリスト|事実・料金・表現を確認する12項目

AIで作った文章の事実・料金・表現を公開前に12項目で点検 AIツール
YOHAKU SELECT

自然に読める文章でも、
事実まで正しいとは限らない。

AIに文章を整えてもらうと、曖昧だった箇所まで自信のある言い回しになることがあります。「読みやすいから大丈夫」と公開する前に、料金・実績・対象条件・リンクを一つずつ確認しましょう。この記事では、作成済みの原稿を点検する12項目と、根拠を残す確認表、修正例を紹介します。

この記事の結論

原稿の点検は、文章をきれいにする作業と、事実を確かめる作業を分けます。根拠を確認できない重要な情報は、言い換えだけで残さず、確認・削除・公開保留を判断します。

AI原稿の点検は「主張を取り出す」ことから始める

「初心者でも安心して、月額だけで、すぐに使えます」という一文には、対象者、料金、利用開始時期について複数の主張が含まれています。文章全体に丸を付けるのではなく、「月額以外の費用はあるか」「開始まで何が必要か」を別々に確認します。

この記事は下書きができた後の確認に特化しています。構成から作る手順は、AIでブログ記事を書く方法を参照してください。

原稿に書かれた内容 照合する先 不足しているとき
自社の料金・受付時間 現在の料金表・運用を決める担当者 確定するまで掲載しない
他社サービスの機能・条件 対象サービスの公式説明・利用条件 確認できた範囲へ絞る
数値・調査結果 調査主体が公開した原資料 元資料が見つからなければ削除を検討
実績・体験談 実際の記録・掲載許可 AIに作らせた話なら実体験として使わない
操作手順 対象環境・現在の公式マニュアル 未実施の操作を検証済みと書かない

AIが出典URLを提示していても、それだけでは確認済みになりません。リンクを開き、そのページに該当する説明があるか、対象プランや時期が合っているかまで見ます。検索結果の短い説明だけで重要な条件を確定しないようにします。

公開前に見る12項目

項目 確認すること
1.固有名詞 サービス名・会社名・機能名・人物名が正しいか
2.日付と時点 開始日・終了日・更新日が一致し、古い条件を現在のものとしていないか
3.料金の総額と条件 税込/税別、初期費用、契約期間、更新料金、別料金の有無を確認したか
4.数値と比較 母数・期間・比較対象があり、「最大」「平均」の意味を省いていないか
5.対象と例外 誰が利用できるか、利用できない条件、事前に必要なものが書かれているか
6.実績と経験 実際に利用・撮影・検証した範囲と、資料で調べた説明を分けたか
7.出典と引用 リンク先が実在し、書いた内容を支えているか。他者の文章を自分の成果としていないか
8.断定表現 「必ず」「誰でも」「最安」「完全無料」に裏付けと適用範囲があるか
9.個人情報・非公開情報 氏名・連絡先・相談内容・取引条件など、公開しない情報が残っていないか
10.読者の次の行動 手順の前提が抜けず、案内した窓口やページが実際に使えるか
11.タイトルと付属情報 タイトル・要約・画像内の文字・代替テキストが本文の条件と矛盾していないか
12.リンクと表示 内部リンク・広告リンク・表・スマホ表示を公開前の画面で確認したか

料金表は安い金額だけを抜き出さず、その金額になる契約条件を近くに書きます。自社の価格なら確定した資料を、他社の価格なら公式の対象プランを確認します。確認時点の情報だと分かるようにして、期限のある条件には見直す日も決めましょう。

医療・法律・金融など専門判断が必要な内容は、この一般的なチェックだけで公開可と判断せず、その分野の適切な確認担当へ回します。

根拠の確認表を作り、未確認箇所を残さない

原稿チェック用の記録

確認対象の一文:【原稿からそのまま抜き出す】
確認する事実:【料金・対象・実績など】
根拠:【公式URL/社内資料名と版】
該当箇所:【見出し・ページ番号・記載位置】
情報の対象時点:【いつの情報か】
確認日:【日付】
判定:【一致/条件不足/矛盾/根拠なし】
対応:【採用/修正/削除/担当者確認待ち】
確認担当:【名前】

この表は編集用です。読者向けの記事には必要な出典や確認時点を載せ、内部の担当者名や機密資料名をそのまま公開しないでください。公式情報が複数あり食い違う場合は、対象プラン・適用日・地域の違いを確認します。それでも解消できなければ、都合のよい方を選ばず確認待ちにします。

「要確認」と書けば公開できるわけではない

料金・安全性・契約条件など、読者の判断を左右する部分が未確認なら、そのまま公開するのは避けます。不要な主張なら削除し、その情報が記事の結論に必要なら原稿を下書きのまま保留します。

言い換えだけで終わらせない修正例

以下は点検方法を示すための架空の原稿例です。実在するサービスの料金や実績を紹介しているものではありません。

例1:「完全無料で使えます」

点検:無料なのは登録だけなのか、利用できる範囲も無料なのかを確認します。期間・容量・回数の制限があるかも調べます。

直し方:無料枠の条件が確認できた場合に限り、「【対象機能】は【確認済みの範囲】で無料です。【範囲外の利用】は別途料金がかかります」のように具体化します。料金が不明なまま「お得に使えます」へ置き換えて残さないことが大切です。

例2:「導入した結果、問い合わせが増えました」

点検:誰が何を導入し、いつといつを比べた実績なのかを確かめます。自社の計測がないなら、実体験として掲載しません。

直し方:結果の記述を削除し、提案として説明できるなら「問い合わせボタンの場所と、フォームまで進めるかを確認しましょう」と実行可能な手順に変えます。数字や顧客の声をAIで補いません。

例3:「この設定で検索順位が上がります」

点検:設定の役割と検索結果を混同していないかを確認します。実際には表示や情報整理を補助するだけの機能かもしれません。

直し方:公式説明で確認できる役割に絞り、「【設定名】は【実際の機能】のために行います」と書きます。根拠のない成果保証を、「上がる可能性が高い」という表現に弱めるだけでは解決しません。

AIに点検を手伝わせる指示文

AIには確認候補の洗い出しを依頼できます。ただし、AIに二度尋ねて同じ答えになっても、別の根拠が増えたことにはなりません。実際の資料との照合と採否の判断を担当者が行います。

チェック項目の洗い出し用プロンプト

以下の原稿から、公開前に確認が必要な主張を抽出してください。

・料金、日付、数値、対象条件、実績、体験談、断定表現を優先する
・原文の一文を抜き出し、確認すべき事実を分ける
・提示した資料に根拠がないものは「資料内に根拠なし」とする
・URL、数値、体験談、資格、顧客の声を作らない
・条件の不足や資料との矛盾を指摘する
・未確認事項を自然な文章で埋めない
・公開可と断定せず、採用・修正・削除・担当者確認の候補を示す

出力:原文/確認点/資料内の根拠箇所/不足情報/対応案
原稿:【公開予定の本文】
確認資料:【共有が認められた資料から必要な部分のみ】

利用するAIに渡してよい情報の範囲を先に決めます。顧客名や連絡先、社外秘の条件など、点検に不要な情報は除いてください。点検後に本文を書き直したら、変更した一文だけでなくタイトル・要約との整合も再確認します。

Googleの品質方針と、公開を決める基準

Googleの生成AIコンテンツに関するガイダンスは、正確性・品質・関連性を重視し、本文だけでなくタイトルやメタデータも確認対象に挙げています。また、価値を加えずに大量のページを生成することは、スパムポリシーに違反する可能性があると説明しています。

この方針から、当サイトでは「AIを使ったか」だけで評価せず、読者が具体的に判断・行動できる内容があるかを点検する進め方を提案します。これは当サイトの編集上の考え方であり、Googleの公式採点表ではありません。

判断 原稿の状態 次に行うこと
公開候補 重要な主張を照合でき、説明とリンクも整っている プレビューと最終確認へ進む
修正 根拠はあるが条件・対象・表現が不足している 該当箇所と要約を直し、再確認
保留 重要な料金や実績などの根拠がない、矛盾が解消できない 確認担当に回すか、その主張を削除

誤りを直すだけで記事が役立つとは限りません。読者の疑問への答え、実行手順、具体例、判断に必要な条件のうち何が増えたかを確認します。既存記事とほぼ同じ答えなら、新規公開より統合や既存記事の更新を検討してください。

よくある質問

AIで書いたことを必ず冒頭に書くべきですか?

一律に冒頭へ同じ文を入れるのではなく、利用する媒体のルールを確認します。Googleは、作成方法の情報を読者に分かる形で追加することを検討するよう案内しています。実際の制作・確認方法と違う説明は書かないでください。

出典が公式サイトなら、本文はそのままで大丈夫ですか?

公式サイトでも、別のプランや古い条件を参照している場合があります。出典の権威だけでなく、今回の一文を支える内容かを確かめます。

公開後に誤りを見つけたら?

該当箇所と関連するタイトル・表・要約を修正します。読者の判断に影響する変更は、訂正内容や日付を分かる形で示すことを検討し、同じ情報を使った別記事も確認します。

今日やること

原稿から「料金・実績・断定」の一文をそれぞれ拾い、根拠を確認しましょう。裏付けがない部分を先に片付けてから、読みやすさを仕上げます。

次に進めたいことから選ぶ